傳 光 録  第十六章



第十六章 第十六祖羅ゴ羅多尊者 (ゴは目へんに候)

第十六祖羅ゴ羅多 ( ラゴラタ ) 尊者、迦那提婆に執侍す。
宿因を聞いて感悟す。


 

傳 光 録  第十七章



第十七章 第十七祖僧伽難提尊者
第十七祖僧伽難提 ( ソウギャナンダイ ) 尊者、
因みにラゴラタ偈を以て示して曰く。
我れ己に無我なるが故に、汝須らく我々を見るべし。
汝既に我を師とする故に、我れ我々に非ざることを知れ。
師聞いて心意豁然として、即ち度脱を求む。



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傳 光 録  第十八章



第十八章 第十八祖伽耶舎多尊者

第十八祖伽耶舎多 ( カヤシャタ ) 尊者。
僧伽難提 ( ソウギャナンダイ ) 尊者に執持す。
ある時、風、殿の銅鈴を吹く声を聞いて、尊者、師に問うて曰く。
鈴鳴るか、風鳴るか。師曰く。風に非ず、鈴に非ず、我が心鳴るのみ。
尊者曰く。心とは復た誰ぞや。
師曰く。倶に寂静の故に。尊者曰く。善い哉、善い哉。
吾が道を継ぐ者は子に非ずして誰ぞ。
即ち法蔵を付す。



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傳 光 録  第十九章



第十九章 第十九祖鳩摩羅多尊者

第十九祖鳩摩羅多 ( クモラタ ) 尊者。
因みに伽耶舎多 ( カヤシャタ ) 尊者示して曰く。
昔、世尊、記して曰く。吾が滅後一千年に大士あり、
月支国に出現して玄化を紹隆せんと。
今、汝、吾に値うて斯の嘉運に応ずと。師、聞いて宿命智を発す。



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傳 光 録  第二十章



第二十章 第二十祖闍夜多尊者

第二十祖闍夜多 ( シャヤタ ) 尊者、
因みに十九祖示して曰く。汝、已に三業を信ずと雖も、
而も未だ業は惑より生じ、惑は識に因って有り、
識は不覚に依り、不覚は心に依ることを明きらめず。
心は本、清浄にして生滅なく、造作なく、報応なく、勝負なく、
寂々然たり、霊々然たり。汝もしこの法門に入らば、
諸佛と同じかるべし矣。
一切の善悪、有為、無為、皆夢幻の如くならん。
師聞いて言を承け、旨を領じ、即ち宿慧を発す。



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