傳 光 録  / / / / / 6 / / / / 10 / 11 /


第十章 第十祖脇尊者

第十祖脇 ( キョウ ) 尊者、伏駄密多尊者の左右に執侍すること三年。
未だ嘗て睡眠せず。一日尊者、修多羅を誦し、及び無生をのぶ。
師聞いて悟道す。

第十一章 第十一祖富那夜奢尊者

第十一祖富那夜奢 ( フナヤシャ ) 尊者、合掌して脇尊者の前に立つ。
尊者問うて曰く、汝いずれより来るや。師曰く、我が心、往に非ず。
尊者曰く、汝いずれの処に住するや。師曰く、我が心、止に非ず。
尊者曰く、汝不定なるか。師曰く、諸佛もまた然り、
尊者曰く、汝は諸佛に非ず。諸佛もまた非なり。師、この言を聞き、
三七日を経て修行し、無生法忍を得たり。
尊者に告げて曰く、諸佛もまた非なり、尊者に非ず。
尊者聴許して正法を付す。


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